ざっくり解説 ITテクノロジー① 【バイオインフォマティクス】
こんばんは、em0です。個人的に面白いと思ったIT技術を取り上げて、細かいことは置いといてざっくりと解説する!をコンセプトに、不定期連載をして行きたいと思います。
JohnWORKSのIT担当らしさを出していけるように頑張りますヾ(´Д`)シ
第一回は、バイオインフォマティクス。つまり生命情報処理というやつです。多分、普通にプログラミング〜 とかWeb〜 とかやってきた人にとってはほとんど馴染みのない分野だと思います。
この写真を見て、ピンときた人はかなりの映画マニアですね・・・!
そう、これはジュラシックパークの映画で登場した、蚊の閉じ込められた琥珀。映画では、この蚊が吸った恐竜の血を元に"DNAを解析"して恐竜を復活させた・・・というストーリーだったと思います。(実際にはこのストーリーは、現代の技術でも不可能だと言われていますが・・・)
キーワードはこの"DNAを解析"というところ。ざっくり・・・本当にざっくり言うと、生物学の知見と、情報処理学のテクニックを融合させることで生体情報を効率よく解析して、我々の生活を便利にしてしまおうというのが生命情報処理というものです。
実はここ数年〜数十年、バイオインフォマティクスという分野は非常にホットな分野です。何故なら答えは単純、IT技術の進歩が凄まじいからです。生体情報、いわゆるDNAは一昔前までは解析するのにとてつもなくお金もかかるし、時間もかかる、大きな研究機関でもない限り、容易に手が出しづらいものでした。しかし、計算機の計算能力の向上や、効果的な計算方法の発見により、今では
手のひらサイズの小さなデバイスで!
大学生がアルバイトした程度のお金で!
ちょっとしたDNAを解析できてしまうレベルまで発展しています。
ちょっと話が堅苦しくなってきたので、例えばどんなことが現実に可能な世の中になってきているのかいくつか紹介しましょう。
・病気の原因となっている遺伝子を特定して治療に役立てたい!
・ドッペルゲンガーを作りたい!
・生まれてくる赤ちゃんを金髪、二重にしたい!
・将来、癌になるリスクを知りたい!
・未来永劫残る文書をDNAに埋め込んで未来人にメッセージを送りたい!
・事件の犯人が残した髪の毛から犯人の顔を割り出したい!
倫理的・現実的にちょっとした問題があるものもありますが、ここに書いたものは既に実現可能 or 近い未来に実用化される可能性のあるものです。例えば、クローン技術は有名な某羊の話なんかありますし、赤ちゃんの話は一時期問題になったいわゆるデザインチャイルドというものですね・・・。最近だと、流行りのAIなんかは、医者以上に病気を判定する能力があると証明された・・・!なんて記事をしょっちゅう見かけますね。
と、ここまでざっくりと説明してきましたが、早い話この動画を見ることをお勧めします。私が大学生時代、この分野を研究対象にしよう!と選んだきっかけになった動画です。映画や漫画の中の話だと思っていたことが現実になろうとしている・・・!当時、とてもワクワクしたことを覚えています。(●¨q)
長くなったので今回はここまで・・・次回は生命情報処理の基礎的な知識に焦点を絞って解説するか、上述した実現しそうな事例について解説するか、何れにしてもざっくりと(。・ω・)ノまた記事を書きたいと思います。
それでは、また。
em0