みんなって誰だ?
em0です。
これをしたら皆に嫌われる。
これをしたら皆に変な目で見られる。
そんなとき、思うんです。
みんなって誰だ?
人として最低限の思いやりは必要ですし、
相手の立場になって考えるという姿勢は非常に大切です。
でもそれって何のために?
みんなに気に入られたいからそうしてるのか。
それってなんだか違うと思うんです。
自分がこの人はって人を決めて、
その人のための行動なら素晴らしい。
けれど誰だって聞かれて、答えられないような
自分が本当に大切だと思えない人のためにするその行動は
はたして本当に意味がありますか。
とても苦しいと思います。
たとえみんなに変な目で見られたり
笑いものにされるようなことがあっても
たったひとりでも必要としてくれる人がいてくれたら
世界中に嫌われたとしても生きていける。
そう決意を固め、一歩を踏み出すのは
そう簡単なことではないですし
多くの人は楽な道を選ぶと思います。
ですが、きっとその一歩が
苦しい日常から解放される一歩となり、
人生を変える「果てしなく大きな一歩」となるのではないかと
私は思います。
その一歩についてこられない友人なんて、
きっとその程度の存在でしかないのだから長続きしない。
本当に自分を必要としてくれている友人が
きっと残ってくれる、と私は考えます。
思うところがあったので、こんな記事を。
em0でした。
*青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない #5 より
空気に負けるな
これから僕が相手をするのは空気だ
押しても引いてもたたいても何もないあの空気
学校を取り巻く空気
右に倣えの生き方は楽でいい
悪いことの判断を全部自分でするのはカロリーを使うし
自分の意思を持つと否定されたときに傷つくことになる
その点、みんなと一緒であれば
安心安全でいられる
見たくないものを観ずにいられる
考えたくないことを考えずにいられる
全部他人事で済ませられる
だけどみんながそうしてるからってだけで
誰かを苦しめていいなんて理屈はない
みんながそうしてるから
みんながそう言ってるから
それが正しいとも限らない
だいたいみんなって誰だ
久々にぐっと来た、考え方。
新卒で社会にもまれる世の若人に届けたい言葉
誰だってちょっとしたヒーローになれるんじゃないかって思えるような
素敵なセリフだなと思いました。
ちょっと明日から戦ってみようか。
em0でした。
「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢をみない」#3より
「今の若いやつらは」って、私たちも言われましたよね?
ジョンです。
「今の若いやつらは」とか言っちゃいますか?
同年代の社長さん、中間管理職の方々からよくお聞きします。
私、こんなこと言うんです。
「それ、私達の若い頃にも言われませんでした?」
そうなんです。上の世代は言っちゃうんですね。
それは、自分たちとの価値観の違いを感じるから。
若い頃の自分の周りをよーく思い出して下さい。
「若いやつら」で一括りにできる程、自分と同じ人間ばかりでしたか?
少なくとも、私の周りはそうではありませんでしたよ。
それは、「今の若いやつら」も同じこと。
私達の若い頃にスマホはありませんでしたよ。
「ググる」なんて言葉、あるわけない。
誰も電車の中で、画面とにらめっこなんてしていない。
上の世代に言われませんでした?
「大人になっても、ゲームして、マンガ読んで、全く理解できない。
そんなだから、コミュニケーションが下手なんだ。
そんなモノの中に大事なことはない。云々…」
「今の若いやつら」は、私達と変わらず千差万別です。
考えているやつらもいれば、ダメなやつらもいます。
それは、私達の世代と変わらず同じこと。
むしろ、情報量が圧倒的な分、取捨選択能力が発達していて驚きます。
彼らの内面をしっかりと見ていますか?
少なくとも私の周りの「若いやつら」は、千差万別ですよ。
ジョンでした。
ざっくり解説ITテクノロジー③ 「地球サイズの望遠鏡を用意する」
em0です。前回は
ざっくり解説ITテクノロジー② 「ブラックホールの写真をどのように撮影するのか」
として、ブラックホールの撮影がとてつもなく難しく、そのためには地球サイズの望遠鏡を用意しなければならないということを紹介しました。
地球サイズの望遠鏡を、地球の上に建設するなんて不可能ですよね。それを可能にしてしまうのがITの力、今回はどのようにして地球サイズの望遠鏡を実現するのかという点について、引き続きざっくりと解説して行きます。
まず、当たり前ですが一枚の地球サイズの反射鏡を用意するのは不可能です。ではどのようにして実現するのかというと、世界中の望遠鏡を繋げます。
"The Event Horizon Telescope" と名付けられたこのプロジェクトはコンピュータの力で世界中の望遠鏡を連動させ、地球サイズの望遠鏡と同等の成果を得ようというものです。
その方法は、まず原子時計によって、精密なタイミングで世界中の望遠鏡を同期させます。それら連動した望遠鏡を用いて、各地の観測地点で光を捉え、数千兆バイトという多量のデータを収集します。収集されたデータはマサチューセッツの天文台に送り、処理されてブラックホールの像を作り上げるというわけです。
もう少し、講演内の映像を含めて詳しく説明します。
左図のように、地球の上にあるいくつかの天文台が一生懸命観測したとしても、右の図のように対象の、ほんのわずか一部の情報しか得ることはできません。
しかし、地球は自転を行います。(講演内では地球をミラボールと見なして、回転するイメージだと言う風に語られていました。)
自転によって、望遠鏡が建設されている観測地点以外からの光を集め、対象の情報をより多く集めることができると言うわけです。
もちろん、ミラーボールのように地球が回転するとは言っても、得られる情報にはたくさん穴があり、完璧な像を再現することはできません。
従って、得られたわずかなデータを元に、足りない部分を補完することで画像を作り上げます。わずかな情報から予測され、生成された画像には無数のパターンがあるので、その中からさらにブラックホールっぽいなという画像に絞り込みます。(講演内では、似顔絵捜査官がわずかな特徴の情報から、人間の顔はこういう構造をしている!という前情報をもとに犯人の顔を予測した絵を描きあげるようなものである、という風に語られています。)
さて、こうして作られたブラックホール(だと思われるもの)の画像たち。
果たして本当にブラックホールの画像なのでしょうか?
どれが本当のブラックホールの画像なのでしょうか?
講演者の開発した画像処理アルゴリズムは素晴らしいもので、確かに得られたいくつかの画像の中に答えがあったとしても、どれがブラックホールの写真なのか本当の答えはわかりません。
何故なら、
私たちはブラックホールの真の姿をまだ見たことがないからです。
ここが一番の問題点です。次回はブラックホールの撮影についてのざっくり解説最終回、「見たことがないもの、見えるはずのないものの真の姿をどうやって予測するのか。」についてお話しようと思います。
今日はここまでです。
em0でした。
em0
仕事とプライベートを分けたいアナタへのある一つの質問。
ジョンです。
ネットで動画を見ていましてね。
仕事なんてやりたくない若者がおりました。
絶対に仕事なんてバカバカしくてやりたくないそうな。
趣味がサーフィン?だったかな?
それが好きで、それをやっているのが生きがいだそうな。
その若者にちょっと質問。
アナタが好きで好きでたまらないサーフィン。
向上心もあるからどんどん上達していきます。
ルックスもいいアナタには、ファンが付き始めました。
そんなアナタに目をつけた、どこぞのスポーツメーカーが声をかけました。
「うちのサーフボードを使って欲しい。年間契約してくれないか?
アナタには抜群の広告宣伝効果が見込まれる。ぜひお願いしたい!」
もちろん、アナタはやりませんよね?
だって仕事なんてバカバカしいんだよね?
その瞬間に、それは仕事に切り替わるよ。。。
もし、やると言うのなら、若者は「仕事」という概念を勘違いしています。
いや、周りの大人たちにも責任があるのか?
ちなみにジョンは、今やっている事が「仕事」なのか「趣味」なのか。
よく分かってないんだなぁ(^o^)
一応は食べれているから仕事???
若者よ、仕事なんてそんなもんだ。。。
ジョンでした。
「ねぇ、怒ってる?」「怒ってないよ」は意味がない。
ジョンです。
彼と彼女の間でこんなやり取りした覚え、ありませんか?
「ねぇ、怒ってる?」
「怒ってないよ、正直に言っただけだよ」
親と子の間でこんなやり取りした覚え、ありませんか?
「なんで怒るの?」
「怒ってない、分かってほしくて話したの」
さぁ、アナタは相手に対して怒っているつもりは全くありません。
でも、相手は怒られていると感じたようです。
「相手の勘違いだ」とアナタは思うでしょう。
でも…
その相手が100人同時だったら?
アナタ1人の感情表現vs相手100人の感じ方、捉え方。
ちょっと分が悪いですね。
さぁ!今回は何が言いたいかというと…
「いくら言っても、伝わらなければ意味がない」
係長が部下に仕事を振りました。
やってもらった仕事を見たら、全くできていませんでした。
それを見た課長は言いました。
課「ちゃんと教えたのか?」
係長は言いました。
係「私、ちゃんと言いました」
それを聞いた課長は、ため息と共にこう言いました。
課「言ったかどうかではない。ちゃんと伝えたのかい?
そして、それは伝わったのかい?」
言う→アナタの主観で話しています
伝える→相手の立場に立っています
そんなつもりがなくても、そう伝わったらそういう事なんです。
どう言ったら伝わるかを考えて話をしましたか?
箇条書きした言いたい事をマニュアル的に言っただけではないですか?
伝え方一つで、相手の能力を見誤る事も時にはあるんです。
ちょっと振り返って見てくださいね。
ジョンでした。
ざっくり解説ITテクノロジー② 「ブラックホールの写真をどのように撮影するのか」
em0です。前回は生命情報処理についてざっくりお話ししましたが、今回はちょっと脇道に逸れて、神秘的な宇宙のお話をしてみたいとおもいます。
話の元になっているのはこちらの、昨年TEDで行われた公演です。
www.youtube.com内容が非常に面白かったので、ざっくり翻訳、ざっくり要約、3回くらいに分けて紹介して行きたいと思います。
【地球サイズの望遠鏡】
突然ですが、皆さんはブラックホールの写真を見たことがありますか?
多分ほとんどの人の頭の中にあるのが、こんなのだと思います。
ところがこれ本当のブラックホールじゃない(かもしれない)のです!
というのも、きちんとブラックホールの写真撮影に成功したという事例は未だなく、全て理論(いわゆる一般相対性理論とか)に基づいてのアイディアからこんな感じだろう・・・というイメージに沿って人工的に作られたものだからです。
一体何故なのか。
それは、光さえも飲み込んでしまうほどにブラックホールの密度が高いからです。物体の姿を私たちが捉えるためには、必ず、わずかにでも光が必要です。そんな定義からして見えるはずのないものをどのようにして研究者たちは撮影しようとしているのか。
ブラックホール自体は見えません。しかし電波望遠鏡を使うことで、周囲の高温プラズマが重力で捻じ曲げられる様子は観測することができます。つまり、我々が一般的に思い描くようなブラックホールの写真は、周囲の光によって生まれる影なのです!
とは言っても、それすら撮影することは容易ではありません。何故なら我々の住む地球から遥か彼方にあり、例えるなら月の表面にある1個のオレンジを観測しようとするのに等しい行為だからです。なんとなく難しそうだというイメージは掴めますが、これが理論的にどのくらい難しいのかというのを公演では一つのシンプルな方程式で表しています。
物体を観測できる最小のサイズ ≒ 波長 / 望遠鏡のサイズ
つまり、観測したいものが小さければ小さいほど、より大きなサイズの望遠鏡が必要になるということです。
真面目に計算すると、ブラックホールを観測するためには地球と同じ大きさの望遠鏡が必要になるそうです。
・・・不可能ですね 笑 ٩(•౪• ٩)
長くなりましたので、今回はここまで。次回はどのようにして地球サイズの望遠鏡を用意するのか、というところをお話しして行きたいと思います。
またよろしくお願いします。em0でした。
em0